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T哲学(Artistic life)

vol.5 時術(Real arts)

戒による術式を具体化し、時間をコントロールする術として形式化したもの。

 
0 限界労働(Time Limit)〜容量、義務〜



★解説

(1)概要
⇒戒とは意識づけであり、仕事として義務づけられるものである。それは自分自身に課す課題であったり、仕事で人から与えられた課題であったりと、様々である。
すべては時間で管理され、ノルマとしてどのくらいの仕事量をこなさなければならないと定められる。

(2)ビジネス
⇒仕事や労働が象徴的であり、顧客から報酬をえて行う一般的仕事であれば、代価として肉体的苦痛、精神的苦痛を伴うのが当然だ。仕事にも自分のための仕事(ライフワーク)と他者のための仕事(ビジネス)の2種類あるため、分けて考えたい。ライフワークがビジネスになるのが1番よいが、最初からは難しい。

(3)時間制と歩合制
⇒ビジネスには時間制と歩合制の2種類がある。時間制は文字通り、1時間ごとの時給であったり、1日ごとの日給であったり、1か月ごとの月給であったりと、勤務した時間に応じて対価が支払われる。歩合制は仕事の成果や売上高によって報酬が決まる勤務形態である。戒はどちらかというとライフワークよりもビジネスのような意味合いに近い。なぜなら、自分は本当はやりたくないことでも、生活のためやむをえなくしなければならないケースが多く、勤務することによって強制的に心を縛りつけることになるからである。無論、その仕事が自分が興味あること、真にやりたいことに越したことはない。しかし中々、そのような仕事には巡り合えるものではない。理想は自分がやりたいことをやって報酬を得ることだが、それが実現できている人は少ないだろう。若い内はみな夢を追い求め、現実とのギャップに四苦八苦するものである。


 
1 人生設計(Life Plan)〜想像、予定〜



★解説

(1)概要
⇒夢(ライフワーク)を実現するため、計画を立てること。

(2)マクロプランとミクロプラン
・マクロプラン:自分の将来像を漠然と予測し、人生規模で計画を立てる。自分の一生を視野に入れるため、ライフワークを実現するための計画と思ってよい。人生の最終目的であるため、それを成し遂げること=人生の終焉にあたる。そのため、あまり簡単なものであってはならない。実現可能な範囲で定めよう。
・ミクロプラン:日常の具体的日程を決める。夢とは人によって大分解釈が違うが、ここでいう夢とは、これが叶えば死んでもいい、この目的があるから私は生きていける、くらいのものが丁度いい。その人生目的を叶えるための過程において、幾つかの段階に沿った小さな目標が出てくる。この目標をクリアするための計画がミクロプランである。その期間は1年ごとであったり1か月ごとであったり、1日ごとであったり無数に存在するが、目標を立てるか立てないかで大分成果が違ってくる。例えば1日ごとの場合は予定が空白の場合、〜時までは〜をするという時間の区切りをつけ、自身を縛ることによりメリハリの効いた生活を送ることができるようになる。

(3)施策
⇒現実、夢や仕事が思い通りに事を運ばないときは、それを改善する施策が必要となってくる。毎日、ワンパターンで無策の状態ではいつまでたっても状況は変わらないため、自分を変えようとする努力が必要。その努力こそ「戒」、すなわち意識づけであり、義務づけである。自分を変える施策とは自分の悪い癖を見直し、改善することや、イメージチェンジをしたり、思い切って営業スタイルを変えたり、お店のシステムを見直したり、と一新する潔さが大事。


 
2 大河流水(Over Drive)〜最短、効率〜



★解説

(1)人生はタイムアタック
⇒時間は常に意識して1分、1秒無駄なく動かなければならない。時間を制す者は夢を制す。いかに濃縮された時間を過ごすことができるかによって、生の充実度が決まる。恋人との甘い時間は抜きにして、基本的に仕事全般は楽しいものではないため、極力早く終わらせることが、自分のためにも、他者(周りで働いている人や、顧客)にとっても最善である。あらゆる仕事を効率的に進めるには、まず全体を見据え、常に全体を意識する視野の広さが必要。途中で停滞することは避け、流動的な流れを保つ。

(2)Case1:アート
⇒例えば作者の場合は絵を描くわけであるが、趣味として楽しんで描けるに越したことはない。ただ世の中に公開するプロジェクトとして考えると、1枚1枚、じっくり向き合う時間の余裕はあまりない。しかも絵は1枚1枚独立したものではなく、ストーリーものであったり、シリーズものであったり、作品同士の相互関連性をもつため、全体的な統一性も考える必要がある。1枚の絵を仕上げる場合を想定しよう。まずはいきなり実際の絵に取り掛かることはなく、プロット、テーマづくりから始まる。次に絵のレイアウト(配置、構図)、サムネイル(縮小図)の作成、その次に本番の絵具を用いた絵画づくりとなる。これも細部からではなく全体の色彩であったり、風景から、キャラクターの配置など細部に移行していく。

(3)Case2:ビジネス
⇒ほかにも多くの仕事の例をあげてみよう。
・ホワイトカラーの場合、プレゼンテーションというものがある。多くの人に対し、自分の作品や意見を公表するものであるが、時間制限がつきもの。人は基本、あまり他者の話を長時間聞くことができるようにできておらず、最初の数分が関の山である。つまり、最初の数分間に全力を費やすのが最善ということ。ずばり、それは概要説明である。それはインストラクショントークと呼ばれ、自分が一番言いたいこと、要点をはじめにいうのが大事。
・ブルーカラーの場合、肉体を使った作業であるため、いかに無駄な動きをせずに要領よく動けるかに尽きる。荷物をまとめる手際よさであったり、機械を使ったり資材を使ったり、ベルトコンベアを使ったりと、時間を短縮する要素は仕事内容によっても違ってくるため、仕事をしていく中で最短ルートを開発していこう。


 
3 臨機応変(Quick Trick)〜緊急、変更〜



★解説

(1)概要
⇒生きていく過程では計画通りにいかないことは通例であり、時には計画の変更も必要になってくる。 このような日常の機転を活かす術がこの臨機応変。
計画は固定ではなく変動的であり、変更を繰り返していくことで不動のもの、確かなものへと変わっていく。計画は過去のもの、されど現実はコンマ1秒で移り変わっていくので常に最新の状態、新鮮な状態で、現実と対峙していかなければならない。

(2)仕事
⇒例えば仕事の面でいえば、毎日、当たり前のように出勤している者が、欠勤、遅刻してしまう原因を追求してみよう。悪天候による公共機関の遅延であったり、電車が人身事故や急病人発生により遅れてしまう、など外部的要因によるもの、あるいは前日、職場内トラブルやクレームにより、人間関係や精神的な面で勤務継続が難しくなった、などの内部的要因によるものがあげられる。

(3)プライベート
⇒プライベートな面ではどうだろう。予定していたことが当日になると急遽変更になったりすることはよくあること。それが1人で予定していた場合と、友人や知人と約束していた場合とで状況は違ってくるが、1人の場合、気まぐれな性格の人ほど予定がころころ変わると思われる。複数の場合は当日、相手がドタキャンしたり、打ち合わせ、調査不足による旅行先でのアドリブにより、目的や趣旨がずれてくることも多々ある。それが+に働くこともあれば、-に働くこともあるため、計画通りにいくことが必ずしもいいとはいえない。

(4)イレギュラー
⇒この臨機応変が作動するのは予想できない突発事態が起こったときや不確定要素が多いときに限られる。通常のビジネス(勤務、取引など)や、恋人とのデートなど重要事項をすっぽかすわけにはいかない。個人の事情で約束を破ることは周囲に迷惑をかけ、その人の人格を疑われる。やがて誰からも信用されなくなるだろう。自分の中で絶対的なものとそうでないものを見極め、絶対的なものはいかなる事情があっても実行する。絶対的でなく、変更したほうが自分にとって、社会にとって理にかなうことだけをどんどん変更すべきだ。







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