LIFE ENERGY
Ⅱ 科学(Musical life)

vol.144 Windows -パソコン基礎知識-



道具や品物を自在に使いこなすことを主旨とする。
第9弾はWindows搭載PCのハードとソフト、操作方法について解説。

※操作方法はWindows10をベースに解説する。

<ページのベクトル>

<目次>

【1】ハードウェア-本体と周辺機器、容量

【2】Windows OS-システムや基本操作

【3】ソフトウェア-インストールして利用






★更新:2023/2/27
★文字数:約7000字(OK)


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筆者が愛用しているデルのWindowsパソコン。動作が高速でサクサク動き、起動やシャットダウンも短時間でできる。動画編集や複数のソフトの同時使用も問題なし。




【1】ハードウェア-本体と周辺機器、容量



(1)パソコンメーカーと製品

●パソコンメーカー

パソコンメーカーの例は下記の通り。

・Microsoft
・アップル
・DELL
・HP
・Intel
・東芝
・富士通
・パナソニック
・ロジテック
・NEC

(2)パソコンの分類と部品

●パソコンの分類

・デスクトップ型-本体とディスプレイ、キーボード個別
・ノート型-本体とディスプレイ、キーボード一体型

ノート型はラップトップ型ともいわれる。

●パソコンの部品やスペック

・ケース
・CPU(本体の頭脳)
・メインメモリ(CPUの記憶装置)
・HDD(ハードディスク。ソフトやデータの格納場所)
・メインボード(CPU、メインメモリ等の基盤)
・インターフェース(周辺機器を接続する為の差込口)

「ケース」はPCの主要機器を収納する為の箱。デスクトップでは主に縦置きのタワー型、ノートは本体そのもの。

HDDはデータの保存場所になるので容量を確認しよう。内蔵HDDは250GB~1TBなどパソコンにより容量に違いがある。

●CPUの性能について

CPUには「Core」という指標があり、コア数が増えるほど、同時に処理できる作業数が増える。性能がいい順に並べると下記の通り。

・Core i9
・Core i7
・Core i5
・Core i3

(3)HDD(ハードディスク)

パソコンに内蔵されているHDDには下記の2種類がある。

・Cドライブ:OSやアプリケーション用
・Dドライブ:データ保存用(画像や動画、音楽など)

CドライブとDドライブを要領よく使い分けることで、容量不足を回避することができる。Cドライブに格納されるファイルの例は下記の通り。

・Drivers
・Program Files
・Program Files(x86)
・Program Data
・Recovery
・Windows
・ユーザー(お気に入り、ピクチャ、ミュージックなど)

Program Filesは、インストールしたソフトが保存されているフォルダ。Program FilesとProgram Files(x86)の違いは、Program Filesが64ビット対応のソフトが入っているのに対し、Program Files(x86)は、32ビット対応のソフトが入っている。32ビットと、64ビットの違いは、記憶できる容量の違い。64ビットの方が上限が大きい。

Program Dataには、ソフトの設定データが保存されている。誰にも見られたり、データを改ざんされることを意図していないので、デフォルトでは非表示になっている。この中のファイルが削除されると、ソフトが正しく実行されない可能性が高い。

●Dドライブに入れるべきデータ

・ドキュメント
・ピクチャ
・ミュージック
・個人ファイル(HTMLファイル、ソフトで編集したデータなど)

パソコンが変わっても移動できる、持ち出し可能なデータを入れる。極論、Cドライブの「ユーザー」の中に入っているデータは、すべてDドライブに入れよう。

●Cドライブの空き容量の確認

パソコンを快適に使用するにあたり、容量を管理することは重要。内訳をふくめ確認する方法は下記の通り。

・Windows10の場合:「Windowsボタン」→「設定」→「システム」→「記憶域」

概ね容量が多い順に並べると、下記の通り。

・システムと予約済み(システムファイル)
・アプリと機能
・その他

このうちシステムファイルは、Windowsを正しく実行するために必要になるので、基本的に触らないほうがいい。

アプリと機能についてはパソコンにインストールしているソフトの容量なので、不要なソフトがあれば削除することで空き容量を増やすことができる。

(4)パソコンの周辺機器

周辺機器の例は下記の通り。

・マウス
・USB機器(オーディオ、HDDなど)

●USB機器

USB機器の例は下記の通り。

・USBオーディオ
・外付けHDD
・外付けDVDドライブ

外付けHDDはパソコン間のデータ移行に重宝する。


【2】Windows OS-システムや基本操作


基本操作について。


Ⅰ OSの基本システム

(1)WindowsのOS(バージョン)

OSとは、Operating System=基本ソフトウェアのこと。パソコンの販売時期によりデフォルトのOSが決まっており、古いパソコンでもOSアップデートによりバージョンを上げることが可能。2021年現在までに出ているOSは下記の通り。

・Windows11(2021/10/5~)
・Windows10(2015年~)
・Windows8.1(2013年~)

※以下、Microsoftがサポート終了
・Windows7(2009年~)
・Windows Vista(2006年~2007年)
・Windows XP(2001年~)
・Windows2000(2000年~)
・WindowsNT(1998年~)
・Windows3.1、3.5、3.51、4.0(1993年~1996年)


Windows8のバージョン確認(32bitか64bitかなど)は画面左下のWindowsマーク右クリック→「システム」から。bitとは、一度に処理できる情報のこと。32bit<64bit

Windows Vistaは6つのエディション(版)がある。starter<Home basic<Home Premium(消費者向け)<Business<Enterprise<Ultimate(最上位版)。また、VistaにはService Pack(SP)=更新プログラムがあり、これにより互換性、パフォーマンス向上。種類はSP1とSP2で、導入方法はWindows update

●Microsoftがサポート終了すると…?

セキュリティ更新プログラムの提供や、新機能のリクエストなどがMicrosoftより受けられなくなるので、ウィルス感染のリスクがあり、パソコンを安全に利用できなくなる。

(2)設定・コントロールパネル

❶設定(Windowsマーククリック→歯車のアイコン)

「設定」からできる項目は下記の通り。

・システム
・デバイス(Bluetoothやプリンターと接続)
・電話
・ネットワークとインターネット(Wi-Fi接続)
・個人用設定
・アプリ
・アカウント
・時刻と言語
・ゲーム
・簡単操作
・検索
・プライバシー
・更新とセキュリティ

❷コントロールパネル

※起動方法:検索または「Windowsキー押しながらR」→「con」で検索

コンピューターの設定を調整する。具体的な項目は下記の通り。

・システムとセキュリティ
・ネットワークとインターネット
・ハードウェアとサウンド
・プログラム
・ユーザーアカウント
・デスクトップのカスタマイズ
・時計と地域
・コンピューターの簡単操作

(3)エクスプローラー

※起動方法:「Windowsマーク右クリック」→「エクスプローラー」

ファイルの移動、削除、閲覧など管理ができる。


Ⅱ パソコン操作テクニック

覚えておくことで便利に使いこなせる知識。

(1)キーボード操作

●変換のしかた

・トゥ=TWU

●ショートカット操作:ctrl+〇

・コピー:ctrl+C
・ペースト:ctrl+V
・保存:ctrl+S
・ファイル削除:(選択して)ctrl+D
・全選択:ctrl+A
・ページ内検索:ctrl+F

(2)プログラムの検索

※検索方法:「検索」または「Windowsキー」押しながら「R」

「検索」のほうが速いが、「検索」がない場合は「Windows押しながらR」→「ファイル名を指定して実行」という画面が開き、「名前」の入力欄に単語を入れて「Enter」を押すとダイレクトに特定のファイルやソフトを開くことが可能。例えば下記の通り。

・cmd→コマンドプロンプトを開く
・con→コントロールパネルを開く
・winver→Windowsのバージョンを確認できる
・C:→Cドライブを開く
・D:→Dドライブを開く

(3)タスクバーの操作

タスクバーとは起動しているブラウザやファイル、ソフトをまとめて一覧表示したり、各種設定ができるスペースのこと。デフォルトでは画面の一番下に表示される。下記の通り。タスクバーからできる操作の例は、下記の通り。

・スピーカー
・Wi-Fi接続
・ユーザー辞書
・IMEパッド

スピーカーはタスクバーにある「スピーカーマーク」をクリックし、パソコンの音量調節ができる。

●Wi-Fi接続

「電波のマーク」をクリックし、出てきたSSIDの一覧から自宅のネットワークを選択し、接続

●IMEパッド(手書き)

※起動方法:右下「あ」を右クリック→「IMEパッド」

通常変換では出ない難しい漢字は手書きで変換候補を出すことが可能。

(4)ユーザー辞書

※起動方法:タスクバー右下の「あ」を右クリック→「単語の追加」→「ユーザー辞書ツール」

別名、「辞書登録ツール」。文字のタイピングの際、自動的に文字変換してくれる便利機能。ユーザー辞書の利点と注意事項は下記の通り。

・メールやチャット業務でかなりの効率短縮になる
・不適切な登録や同じ文字での登録しすぎに注意!



❶ユーザー辞書の使い方

「単語」欄に登録したいキーワード、「よみ」欄に変換したい文字を入力する。OSにより上下逆になっているので注意!留意事項は下記の通り。

・「よみ」欄は全角でないと、仕様上登録不可。
・「よみ」の登録は、ひらがなは1~3文字、アルファベット、数字は1文字推奨。
・一度登録しても、あとから自由に削除、編集可能!
・登録できる単語の文字数は
64字まで!

●文字の長さに応じて設定する(目安)

・「単語」が4文字以内なら、よほど頻繁に使う単語じゃない限り辞書登録しない。
・「単語」が5~10文字以内なら、「よみ」は1文字で設定(ひらがな、アルファベット、数字)。
・「単語」が10文字以上なら、「よみ」は2文字で設定(ひらがな、アルファベット。数字)。
・「単語」を登録し過ぎるとかえって使いにくくなるので、1つの「読み」に対し、登録する「単語」の数は
9~18種類推奨。理由は、一画面に表示される単語数が9種類までのため。多くても2画面までにしした方がよい。

・「単語」はその時々に応じて登録、削除をして更新。あまり使わない単語は削除する。

❷ユーザー辞書の一括登録と一括削除

→辞書ツールから一件一件登録、削除は時間がかかり、効率が悪い。そこで複数の単語をまとめて登録、削除する方法がある。いずれも「メモ帳」を使って行う。手順は以下の通り。



・メモ帳に「読み 登録(削除)したい単語 名詞」と入力し、保存(「読み」と「単語」、「名詞」のあいだはキーボードの「tab」でスペースを空ける。

●「一括登録」

メモ帳で「登録したい単語リスト」を作成し、上段メニューの「ツール」→「テキストファイルからの登録」で行う

●「一括削除」

メモ帳で「削除したい単語リスト」を作成し、上段メニューの「ツール」→「テキストファイルで削除」で行う。

・削除できない単語があるとき、それは「登録単語」ではなく「学習単語」になっている可能性がある。その場合の削除方法は、「ツール」→「フィルター」→「学習単語」にチェック入れて「実行」→一覧で削除したい単語が出たら選んで削除。

❸ユーザー辞書トラブル

●メモ帳から登録しようとしても登録できなくなった!

この意味不明なトラブルはWindowsアップデートで発生。対策は、右下の「あ」をクリック→「プロパティ」→「修復」で解消できる

(4)ソフトを解凍する

ソフトをダウンロード、解凍しようとすると、Winzipから「使用期限切れ」と表示され、購入を促される場合は、解凍したいZIPファイルの上で右クリック→「プロパティ」→プログラムを「変更」→「エクスプローラー」にして「OK」→また解凍したいZIPファイルの上で右クリックして「すべて展開」

※参考サイト

・「使用期限切れ」と表示されて購入を促される:新日本法規

(5)写真・動画の保存、転送

●スクリーンショット

※操作方法:「Windowsキー」押しながら「prt sc」キーを押す

PC画面全体をピクチャとして保存。上記操作をすると、自動で写真が保存され、「ピクチャ」の「スクリーンショット」フォルダに入る。

●PC画面の録画

※操作方法:「Windowsキー」を押しながら「G」を押す→「●(録音開始)」を押す

・録画した動画は「ビデオ」フォルダに自動保存される

●パソコン⇔スマートフォンやタブレットに写真移行

ソフト「Send anywhere」を使うとワイヤレスで相互に送信・受信が可能。

●デジカメ→パソコンに写真保存

・Windows8:フォトアプリ開いて右下インポート→リム―バルディスク(F)選択

(6)コマンドプロンプトの利用方法

※起動方法:「検索」で「cmd」

コマンドプロンプトとは、Windowsの操作や設定を行うツール。通常は利用することはほとんどないが、高度な設定やプログラミングを行う場合には利用する。

●パソコンが取得しているIPアドレスを調べる

コマンドプロンプト上で「ipconfig」と入力し、「Enter」

(7)タスクマネージャーの操作

※起動方法:「Ctrl」「Alt」「Delete」を同時押し

タスクマネージャーとは、パソコンで現在起動しているソフトの確認や、それに費やしている容量を表示し、フリーズなど不具合が生じたさいに
「タスクを終了」というボタンで強制的に終了させることができるツール。容量を表す単位として「CPU」「メモリ」「ディスク」「ネットワーク」「GPU」がある。タスクマネージャーの内訳は下記の通り。

・アプリ
・バックグラウンドプロセス
・Windowsプロセス

「アプリ」は現在起動しているソフトが表示される。「バックグラウンドプロセス」は現在起動はしてないが、裏で稼働しているソフトを表示。「Windowsプロセス」はOSで稼働しているシステムを表示する。アプリやバックグラウンドプロセスはともかく、Windowsプロセスを強制終了させるとパソコンが正常に動作しなくなる可能性があるので注意!

●容量の単位

・CPU:〇%
・メモリ:〇MB
・ディスク:〇MB/秒
・ネットワーク:〇Mbps
・GPU:〇%


【3】ソフトウェア-インストールして利用



Ⅰ オフィス・セキュリティソフト

(1)Microsoftのソフト

・Microsoft Edge
・Word
・Excel
・PowerPoint
・OneDrive
・Windows Defender
・ファイアウォ―ル
・Microsoft Essential

●OneDrive

写真や動画のデータをMicrosoftのサーバーに保存できる

●Microsoftのセキュリティソフト

Windows DefenderはWindows8に搭載された簡易的なセキュリティ機能。有効か無効か設定できる。ファイアウォールはNECのパソコンに搭載。不正アクセスを防止する。有効か無効か設定できる。

(2)Googleのソフト

・Google Chrome
・Googleマップ

(3)McAfeeのソフト

・マカフィーリブセーフ
・McAfee Personal Security

Ⅱ クリエイティブソフト

(1)Adobeソフト

・Photoshop
・Illustrator
・Acrobat
・Premiere pro
・Dreamweaver

(2)アップルのソフト

・iTunes
・Final Cut Pro

(3)ジャストシステムのソフト

・ホームページビルダー
・一太郎

(4)Presonusのソフト

・Studio One

(5)その他画像・動画ソフト

・Send anywhere








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