世界史を学び現在の生活に活かそう(X133)

★ターゲット:世界の歴史を振り返りたい人

やあ諸君!私は虚空ナポレオン。お勉強の時間だ。このような大変な時期だからこそ、諸君には歴史を振り返ってもらいたいと思う。過去の歴史を知れば、今置かれている状況を受け入れることができたり、過去の教訓を活かして過ちを犯さないように気を付けることができる。では早速いってみよう!

(1)スペイン風邪(1918~1921年)

⇒現在新型コロナウィルスが蔓延しているが、それと酷似した状況が過去にもあった。それがスペイン風邪だ。そのウィルスの正体は現在では誰もが認知しているインフルエンザであるが、当時はその正体が不明で治療法がなかったために、多くの感染者、死者を出した。

発祥はアメリカで、世界中で感染したが、最も多くの被害を受けたのがスペインのためこの題名である。流行したのは1918年~1921年だが、ウィルス退治に成功したのは15年もたってから。なぜなら当時はウィルスを観測できる術をもっていなかったためだ。1930年代に電子顕微鏡が開発され、1935年にウィルスを分離することに成功。

今日流行りの新型コロナウィルスは、2019年12月から感染が確認されたが、ワクチンを開発されるのは早くて2021年初頭ぐらいとみられている。ウィルス対策は当時となんら変わりなく、過去のスペイン風邪のときに比べれば科学の進歩もあり、早く終息しそうだ。




(2)ルネサンス(14~16世紀)

⇒中世で起きた、古典古代の芸術や文化の復興運動のことだ。この運動が起きた経緯は、当時の中世ヨーロッパはゲルマン民族という蛮族が侵入したり、神や宗教を絶対視し、人間を罪深い存在とみなすローマ教皇の思想が支配しており、暗黒の時代と呼ばれていた。その暗い世界から逸脱するため、多くの文学者や芸術家たちが数々の文学作品や芸術作品を生み出したのだ。

作品の一例を取り上げるとダンテの「神曲(文学)」やレオナルド・ダ・ヴィンチの「モナ・リザ(絵画)」、ミケランジェロの「ブラマンテ(建築)」あたりが有名だな。

芸術や文化は人々の心を豊かにする。今でこそ文化は多様化し、芸術作品はありふれているが、このような暗黒の時代もあったということを忘れず、文化や芸術の価値や本質はどこにあるかを見失わないようにしたいものだ。

(3)産業革命(18世紀半ば~19世紀)

⇒イギリスから始まった、技術革新による経済発展のことだ。主な内容としては綿織物の技術発展や製鉄業の成長、特に大きいのは蒸気機関の開発により、蒸気船や鉄道が発明されるなど、交通手段が大幅に進歩したことだな。

産業革命はいわば、交通革命ともいえる。人類の交通の歴史を振り返ると、産業革命前では徒歩、丸太や丸木舟による水上移動、ソリ、馬や馬車、軍艦や交易船などを使用していた。

産業革命以降は蒸気機関の開発によって世界初の蒸気自動車や熱気球、蒸気船、蒸気機関車、自転車、ガソリン自動車といったように、今や当たり前のように存在する乗り物が次々と発明されていったのだ。

時代はますます機械や科学、ITが発展し、SFの世界と化しつつある。手塚治虫ワールドだ。機械に使われるのではなく、使う為には機械の構造などを勉強し、理解することが必要だ。

(4)世界大恐慌(1929年)

⇒アメリカのニューヨーク証券取引所で起きた株価大暴落事件だ。これにより銀行や企業、工場の倒産、自殺者や失業者が相次いだ。なぜこのような事件が起きたのか?

その発端は、アメリカの経済の悪化である。アメリカは、第一次世界大戦が勃発していたころ、ヨーロッパが主戦場となっていたため、工業製品や農作物をアメリカで生産していた。余剰分をヨーロッパに輸出することでアメリカの景気は右肩上がりになっており、アメリカの企業の株を買う人が世界中から増加していた。

しかし、アメリカ国内では、過剰な生産力によって商品の売れ残りが生じており、ヨーロッパの国々の経済も持ち直してきたこともあり、アメリカの生産物は少しずつ売れなくなっていった。

そこで運命の1929年10月24日木曜日(Black Tuesday)、株価の大暴落が起きてしまうのだ。

この事件からもたらされた教訓は、ビジネスというものはブームに流されず、常に市場の動きなどをよくみて、先見の知をもって活動していくべきということだ。

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