★ターゲット：動物に興味ある人
グゴゴゴゴ…私は虚空グアゴ。日々、人間が支配するこの世界において、賢く生き延びる術がないか探求している者だ。我々がどうあがいても、科学技術をもって繁栄した人類どもにかなう術はない…大人しく害獣にならぬようにおとなしく過ごす日々だ。さて、今日諸君らに学んでほしいことがある。それは、我が種族を含め、人間と動物は生活する中で密接な関わりをもっている。その中で、人間と特に多くの関わりをもつ動物は何なのか？ということだ。順番にピックアップしてみよう。
(1)ウマ
⇒古来より人間と深い関わりをもってきた、代表的な家畜といえるだろう。社会性が強く、従順で、足が速いので移動手段としてうってつけだ。その用途も幅広く、単に移動手段としての乗用としてだけでなく、馬車として荷物の運搬用、軍用として軍人のお供をしたり、競馬としておなじみの競技用、また、食用にもされる。
ウマの種類であるが、古来より家畜化されてきただけあって、野生種は絶滅している。現在は、「在来種」と「改良種」に分けられる。その違いはというと、在来種は固有の特徴をもち、少なからず人間の手で改良はされているものの、ほとんど外来種との異種交配をせずに繁殖した種を指す。世界中で250種類以上いるとされ、日本には8種の在来種がいる。一方、改良種は異種交配を繰り返し、乗用、運搬用など用途に応じて改良された種を指す。乗用のサラブレッドや小型のポニーなど色々な種類がいる。
(2)ニワトリ
⇒キジ科に属する、こちらもザ・代表的家畜だ。ほとんどの用途は食用である。飼育されては食べられる運命にある悲しい動物だな… しかも生育し食べごろになったとたん鶏肉にされるだけでなく、産んだ卵も鶏卵として食用にされ、脂肪は鶏油（ちーゆ）として調味料にされ、骨まで鶏ガラという出汁、スープ原料にされるのだ。ラーメンの基本となるスープは鶏ガラを原料にしている。
人間達は何気なく口にしている物の大半がニワトリからできているという事実…日々ニワトリに感謝するがいい。
(3)イヌ
⇒全ての動物の中で、猫と並び人間から最も優遇されてるであろう動物だろう。家畜や食用というよりは愛玩用、ペットとして古くから人々に愛されてきた。社会性や知能が高い為、人と仲良くなることができ、家の見張りをしたり、狩猟の補佐をしたり、盲導犬として目の不自由な人のサポートをしたりといった仕事をこなす能力もある。
こちらも馬と同じく古くから品種改良が加えられ、様々な品種が開発されている。人気のある品種はシベリアン・ハスキーやゴールデン・レトリバー、ダックスフンド、トイプードル、チワワ、ブルドッグなど。
エサは基本、市販のドッグフードと水でよいが、NGな食べ物、飲み物がある。ネギ、ニラは犬の赤血球を壊し、貧血になり、チョコレートはテオブロミンという成分が中毒になり致死性の為NG、牛乳やアルコール飲料、カフェインが含まれる緑茶や紅茶はNGだ。
(4)ネコ
⇒犬と並び、人々から愛され、最も優遇される動物の1種だ。犬と性質がまるで異なるのも魅力とされている。イヌみたいに社会性がないので仕事としては役に立たないが、愛玩用としてはその可愛さに勝るものはないだろう。イヌと違い肉食性で、明け方や夕暮れ、夜中など薄暗い時間帯に好んで活動する。これは本能的に狩りの対象である小動物や鳥が活動する時間帯に合わせるものだという。
ネコもまた、犬と同様に古くから品種改良が重ねられてきた。人気のある品種はペルシャやシャムネコ、スフィンクス、ベンガル、コラット、ベンガル、三毛猫、ブリティッシュショートヘアといったものだ。
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