LIFE ENERGY 
Ⅰ哲学(Artistic life)

vol.2 戒律(Life theme)



生きていく上で定めた夢を6つのカテゴリーに分け、それを6戒とする。6戒の「戒」とは「戒律」。 すなわち自身が人生においてなすべき事柄を「 プロジェクト」として自分自身で義務付けること。

知能・倫理・芸能・環境・商業・芸術の6種の夢タイプでそれぞれプロジェクトを定め、タイトルを設定する。 なぜ6種の戒律を設定する必要があるかというと、個人の社会的人格を形成するためにはある程度の万能性、 応用性を備えていることが不可欠だからだ。

自分が得意な分野にのみ精通していても生活が単調になり、いつかマンネリをきたす恐れがある為である。 生活のマンネリは心の堕落、無気力症候群を引き起こし、何事に対してもやる気が起こらなくなってしまう。 それを防ぐためにも自分にあった夢、および夢バランスを6種の夢の中から的確に選択し、 自分に合ったリズムで進めていかなければならない。6種の戒律の詳細は以下の通り。

<目次>

【1】知能戒(Logical Project)~知識理論伝達~

【2】倫理戒(Ethical Project)~政策教育救護~

【3】芸能戒(Performance Project)~演技歌ダンス~

【4】環境戒(Landscape Project)~建築清掃運送~

【5】商業戒(Marketing Project)~開発販売サービス~

【6】芸術戒(Flash Project)~画像音楽動画~






★更新:2021/1/8
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【1】知能戒(Logical Project)~知識理論伝達~



6戒のうち、主に
コミュニケーションを主軸においたプロジェクト。

社会に適応するにあたって万能性が高く、ほぼすべての人にとって欠かせない課題となる。知識や情報は人から人へと伝達していくことで意味をもち、共有することで付加価値を生むからだ。せっかく学習や勉学によって自分の脳内にだけ知識をインプットしても、それを外に放出するアウトプット能力がなければあまり意味をなさない。アウトプット手段にも様々あり、会話や筆記、論文、録音、演説、放送、WEB等自分が得意な方法で伝えればよい。

職業でいうなら学者や研究員、教師、アナウンサー、営業マンなどがこのプロジェクトタイプにあたる。肝心なのは何を伝えるかだが、これは自分が特に興味のある事柄や詳しい分野、重要だと思うこと、多くの人に訴えかけるべき内容にすべきだ。あまり独創的すぎる考えや一般的すぎる事柄に偏るのではなく、自分の考えと社会的な認識のズレを相互に調整し合い、人に興味をもってもらえる内容にしよう。

●知能戒の成功者の例

①ユング
②澤口俊之
③ガリレオ・ガリレイ
④アイザック・ニュートン

ユングは1875年生まれのスイスの心理学者で、人間の
性格を8種類に分類した理論が有名。ユングは人間の性格を・心理機能を大きく「外向型」と「内向型」に分け、それぞれ「思考型」「感情型」「感覚型」「直観型」の4種類、計8種類のタイプの人間がいると提唱した。それぞれの特徴は下記の通り。

・外向的思考型…客観的な事実をもとに理論を組み立てる経営者タイプ

・内向的思考型…自分自身の考え方を元に理論を組み立てる学者タイプ

・外向的感情型…自身の感情を前面に出すのが得意な接客タイプ

・内向的感情型…前面には出ないが、内に繊細な感情をもつ介護タイプ

・外向的感覚型…流行に敏感なアーティストタイプ

・内向的感覚型…外からの刺激を元に、自分のフィルターを通し加工するクリエイタータイプ

・外向的直観型…外界の物事を元に思いつきでアイデアを閃く発明家タイプ

・内向的直観型…自分の心の中の働きを元に予感を閃く占い師タイプ

澤口俊之は1959年生まれの脳科学者で、「ワーキングメモリ(短い時間に心の中で情報を保持し、同時に処理する能力)」を高める研究などを行っている。澤口いわく、人間らしく、幸せに育つ為には脳が大きく発達する幼少期にトレーニングを重点的に行うべきだという。一番効果的な手段として推奨しているのが「
ピアノ」だという。ピアノを小さい頃から習うことで人生の成功に関係する全ての基礎が高められるとのこと。


【2】倫理戒(Ethical Project)~政策教育救護~



社会のため公共政策を施すプロジェクト。

慈悲・慈愛を根源とする。職業でいうと政治家や経営者、医者。弁護士、介護士、宗教家など。6戒のうち最もヒューマニズムにあふれたプロジェクトであり、やりがいも高い。何より人のため、世の中のため、という博愛精神が大事であり、先頭に立とうというリーダーシップも必要。

職種や地位により個人を相手にするタイプのものと集団を相手にするタイプのものに分かれる。たとえば医師や看護師などは基本的に患者1人1人に対し、診察や世話を行うが、政治家や経営者は民衆に対しての演説であったり、会社方針であったり全体に向けた政策を行う。

知能戒と異なる点は、知能戒は知識や情報、見識といった頭脳面を人から人に伝達していくが、倫理戒は頭脳面より
感情面を重視し、人から人に愛情や優しさ、安らぎといったプラスの感情を伝達していく。両者は思考と感情という相反する機能を求められる為、大体は得手不得手がある。しかし人間にとって何が一番大切かというと愛、マインドであるため、心を虚ろにして事務的、作業的な活動になることだけは避けよう。



●倫理戒の成功者の例

①マザー・テレサ
②釈迦
③イエス・キリスト
④聖母マリア
⑤アドルフ・ヒトラー
⑥孫正義
⑦スティーブ・ジョブズ

マザーテレサは1910年、現在のマケドニア生まれのカトリック宣教師。インドで教員をする中、貧しい人々の為に「神の愛の宣教者会」を創設し、長年世界中の貧しい人々を救う為に働いた。

孫正義は1957年生まれの日本の実業家で、ソフトバンクグループ株式会社の社長。実業家としての活動はまず1980年にコンピューター卸売り事業から始め、1981年に「日本ソフトバンク(のちのソフトバンク)」を設立、1996年にはアメリカのYahoo!社と日本のソフトバンクの合弁(共同で事業を興すこと)でYahoo!Japanを設立。2001年にはYahoo!Japanと共同でADSLの通信サービスYahoo!BBの提供を開始。これ以降、これまでのPCソフト販売から通信業に本業をシフトさせていく。

【3】芸能戒(Performance Project)~演技歌ダンス~



主に自身の肉体や五感、身体器官を駆使して公の活動を行うプロジェクト。

職業でいうと芸能人、タレント。スポーツ選手、歌手、役者、芸人、モデル、ダンサー等。世の中でこの職業タイプに属する人たちはみな有名人で、大衆の憧れの的だろう。自分の容姿や特技、パフォーマンスを全面に表現していくため、6戒のうち最も華やかなプロジェクトだ。見た目の個性はもとより独自の自分を全面におしだそうとする表現技術が不可欠。何もそれは自分の得意な手法、パーツで行えばよく、例えばモデルなどは見た目がすでに華やかであり、それだけでパフォーマンスとして成立しているが、見た目以外でも、声の表現が豊かな者は歌手や声優になれる素質があるし、身体能力が高い者はスポーツ選手に向いている。

しかし職業として成立できる者はごくわずか。何もTVや映画、舞台などで活躍するレベルまでいかなくても、日常の中でも無数のドラマが展開しているため、自分が属する社会(学校や会社など)の中で役者になればよい。ほかの人にないキャラクターと特技を身につけ、集団に埋もれないことが大事だ。

●芸能戒の成功者の例

①マイケル・ジャクソン
②アントニオ猪木
③マドンナ

マイケル・ジャクソンは1958年生まれのシンガーソングライター、ダンサー。史上最も成功したエンターテイナーといわれる。全世界で3億万枚以上の音楽作品を売り上げている。また、史上最も多くの賞を受賞したアーティストとしてギネス世界記録に認定されている。歌唱力は4オクターブもの声域をもち、ダンスは曲「Bille Jean」のパフォーマンスで披露される「
ムーンウォ―ク」が有名。

アントニオ猪木は1943年生まれのプロレスラー。政治家としても活動。興行(こうぎょう。スポーツ観戦)でサンパウロを訪れていた力道山から直接スカウトされて日本に帰国し、日本プロレスに入団。背中の筋肉だけ見て合格されたという。1990年の試合で初めて名台詞「1、2、3、ダー!」を披露。猪木の代表技は「コブラツイスト」や「卍固め」「延髄斬り」「バックドロップ」など。「イノキボンバイエ」という入場曲をもつ。政治活動での彼の代表的なパフォーマンスが「
闘魂注入ビンタ」である。これを初披露したのは1990年、早稲田予備校での講演のさい、予備校生のパンチを腹部に受けるという余興を行い、反射的にビンタを出して感謝されたというのがキッカケ。これを機に東大受験生が縁起がよいと受験前にビンタをお願いするようになった。

【4】環境戒(Landscape Project)~建築清掃運送~



環境や空間の構築、施工に携わるプロジェクト。

職業は不動産業、建築士、大工、左官、土木作業員、庭師、インテリアコーディネーター、ドライバー等。人のためはもちろんだが、実際に相手にするのは物件であったり住宅であったり、建物であったり、環境をメインに動かしていく仕事。職種により役柄は様々だが、いくつかの工程に分かれる。

まず客の依頼による空間の設計からはじまり、実際の現場で工事をする肉体労働、あるいは住宅の紹介や、インテリアやエクステリアのアドバイス、メンテナンスを行う施工の仕事まで様々。向いている人は環境や建築物、住宅などに興味がある人だろう。
芸術的空間センスや色彩感覚、土地感覚などが必要となり、その全体像の設計をしたいのか、実際の現場仕事をしたいのかによっても仕事内容が大幅に違ってくる。
重要なのはアメニティ(住み心地、快適さ)を追求する心とセーフティなマインドだろう。



●環境戒の成功者の例

①ミケランジェロ
②アントニ・ガウディ

ミケランジェロは1475年生まれの建築家、画家、彫刻家で、万能な芸術家。サン・ピエトロ大聖堂やラウレンツィアーナ図書館、メディチ家礼拝堂、ファルネーゼ宮殿などの設計や構成に携わる。「ミケランジェロ展」ではシスティーナ礼拝堂の下絵、直筆の素描(デッサン)や建築模型など数十点が展示される。彼の建築のデザインは全体から細部に至るまで比例体系が厳格に定められ、素人がいじるとチグハグになる。

アントニ・ガウディは1852年生まれのスペインを代表する建築家。建設開始から130年以上も続いている、「
サグラダ・ファミリア」の選任建築家。建築の特徴は曲線と細部の装飾を多用した、生物的なもの。装飾は植物、動物、怪物、人間などをリアルに表現した。彼は「美しい形は構造的に安定しており、自然から学ばなければならない」という。設計段階では模型を重要視し、設計図はあまり描かなかった。設計図は役所に届ける必要最小限のもののみ。彼の模型や設計図はスペイン内戦でほとんど焼失したが、残った少ない資料を手がかりに、現在のサグラダ・ファミリアの工事は進められている。

【5】商業戒(Marketing Project)~開発販売サービス~



商品を製造、生産し、商品の販売、サービスを行うプロジェクト。

商品は有形から無形のものまで含める。職業でいうと研究開発員、製造業、雑貨デザイナー、陶芸家、ショップ店員、調理師、飲食店、農家、漁師など。

肝心なのは商品というのは売れるためのものづくりであり、趣味でつくるものではないという点。商品は
大量生産を前提としている。生産にかかる費用とそれに見合う対価(報酬)が見合ってなければ成り立たない。費用が対価を上回れば経営は破綻するし、対価が費用を上回ればその市場は繁盛する。

このプロジェクトにも過程があり、大きく分けて生産部門と販売部門に分かれる。
生産部門とは商品を生み出す役目を果たし、肝心のサービス面の質が問われる。
販売部門は前者が生み出したサービスをいかに効果的に売り出すか、という営業力が問われる。

生産戒で大事なのはいかに効率よく儲けるかという金銭意欲であり、利益を追求する心である。ただ、人のために役立つもの、人の利益になるものがたくさん売れることは間違いない。

●商業戒の成功者の例

①トーマス・エジソン
②ライト兄弟
③ジョージ・スチーブンソン
④ロバート・ワトソン=ワット

トーマス・エジソンは1847年生まれのアメリカ合衆国の発明家。生涯で1300もの発明と技術革新を行った。モルガンから巨額の出資をしてもらい、ゼネラル・エレクトリック(GE)という会社を設立。GEは電球などの家電や発電、送電まで含む電力系統の事業化に成功。ほか全部で14の会社を設立している。その歴史は1877年に蓄音機(録音機)の商品化で名声を獲得。その後電話、電気鉄道、鉱石分離装置、電灯照明などを商品化した。中でも注力していたのは
白熱電球である。

ジョージ・スチーブンソンは1781年生まれのイングランドの機械技術者。
蒸気機関車を使った公共鉄道の実用化に成功したので、「鉄道の父」と言われる。世界初の蒸気機関車を発明したのはジョージではなく、トレシビック。彼の「ペナダレン号」を「地元の人々が真似て独自の蒸気機関車を設計する。その中にジョージの「ブリュヘル号」があり、これのみが実用化たりえるものであった。1821年に鉄道建設が始まり、蒸気機関車が必要になったので、これに合わせ製造会社を設立。1825年に蒸気機関車「ロコモーション1号」が完成。同年9/27に鉄道が開通。80トンの石炭を牽引し、最高時速は39kmに達した。

【6】芸術戒(Flash Project)~画像音楽動画~



芸術作品を創造するプロジェクト。

創造する媒体は小説、絵画、彫刻、音楽、動画、映画など。職業では画家や作家、漫画家、作曲家、写真家、アニメーター、映画監督、華道家など。

芸術とは大まかにいえば娯楽作品であり、大衆の
心を揺さぶる活動である。独特の感性や空想心が必要であり、常に夢やロマンを追い求めることが不可欠だ。見る人聴く人を異世界にいざない、その人に夢を抱かせることがこのプロジェクトの課題だ。

当プロジェクトに従事するさいはまず人を楽しませることよりも、自分自身が楽しんで行うことが大切。自分が作っていて楽しくないものは、人を楽しませることは絶対にできないからだ。5の生産戒とは最初から売れる目的ではないという点で趣旨や性質が異なる。

芸術作品というものは実は世の中にとってはなくても成立してしまうものであるが、芸術のない世の中というのは無機質で彩に欠け、つまらないものになるだろう。人類の歴史をみても芸術は古くから存在しており、それだけ人の心の多くのウェイトを占めていることが分かる。

●芸術戒の成功者の例

①パブロ・ピカソ
②ムンク
③手塚治虫
④岡本太郎
⑤鳥山明

パブロ・ピカソは1881年生まれのスペインの画家。生涯で1万3000点もの油絵と素描、10万点の版画(白黒のインク画)、3万4000点の挿絵、300点の彫刻と陶器、
合計14万7300点もの作品を制作し、最も多作な美術家であるとギネスブックに記される。作風がたびたび変化し、孤独な青春時代(青の時代)は社会の底辺の人を題材にした作品を描き、一変して恋人を得てから(薔薇色の時代)は明るい色調のサーカス風の作品を描くようになった。そしてアフリカ彫刻の影響を受けた時代や、キュビスム(幾何学的な作風)、シュールレアリスム(超現実的)、ゲルニカ、泣く女などの作品の時代へと続いた。

岡本太郎は1911年生まれの日本の芸術家。幼少期より絵が好きで東京美術学校に進学した。芸術への迷いが生じる日もあったが、たまたま立ち寄った画廊でピカソの作品を見て強い衝撃を受け、ピカソを超えることを目標に絵画制作に打ち込むようになる。「
芸術は爆発だ」などの名台詞で知られ、渋谷駅に展示されている巨大な絵画「明日の神話」や白い塔に面白い顔が描かれた立体作品「太陽の塔」など独創的な作品を手掛ける。






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