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T哲学(Artistic life)

vol.7 陽術(Ethical arts)

戒のうち、“倫理戒”にあたるプロジェクトの詳細解説。倫理戒を実施する中で心がけるための術式が0の千手観音であり、1〜4は倫理戒としてのプロジェクトの分類である。

 
0 千手観音(Public Impact)〜慈善、博愛〜



★解説

(1)仏の心
倫理戒の趣旨は困っている困っている人々を救うこと、不幸な人達を幸福にすること。マイナスの感情をもつ者をプラスの感情にいかに変えることができるかが大事。いわばブッダやキリストのような博愛思想、ボランティア精神が求められる。仏の心をもつこと、それはこの世のあらゆる生命はつながりをもって生きているため、お互いに助け合って生きていかなければならない、ということである。

(2)社会主義
⇒仕事においては特に重要で、自分のためでなく他者のために死力を尽くす、ということが結果的に会社としての利益となり、自分の人生の充実につながる。いわば社会主義、それは公平で平等な社会を目指す考え方である。世の中を平和で争いのない社会にしていくことを理想とし、犯罪や自分勝手な行動を許さない。秩序や社会というものは自分が属する家族や組織、環境においても変化していき、小規模から大規模まで、それぞれの社会に応じた慣習やマナーを遵守しなければならない。

(3)マナー
⇒例えば家庭でいえば、各々起きている時間やご飯を食べる時間、生活リズムがバラバラだとお互いのリズムを乱すため家庭内トラブルに発展しやすい。職場や学校においても基本、集団行動であるため、遅刻する者がいたり、服装や校内規則など守らない者がいると秩序を乱し、その学校や会社全体に迷惑がかかる。相手が個人か集団か、自分が属する組織相手か大衆(顧客)相手かで違ってくるが、自分を合わせて最低2人以上で成り立つため、どんな状況でも自分と相手の相性や共通点、特性や適性を知り、各々にあった役割、解決策を導き出さなければならない。そのために必要なことはリーダーシップであり、集団を指揮する統率力であったり、相手を理解した上での役割分担、組織のチームワークを高める対策が求められる。

 
1 福祉(Medical Ethic)〜慈愛、治療〜



★解説

(1)ケア
⇒倫理戒の中で、相手に愛や優しさ、癒しを与えることに趣旨をおいたもの。体と心のケアを施す。職業でいえば医師や看護師、救急救命士、エステティシャン、心理カウンセラー、風俗業まで広い範囲を含む。相手は患者であり、病人であったり、怪我人であったり、心が病んでいる者、愛に飢えた者まで満たされない人達である。この職業に属する者は相手の病気を診察し、それに対する処方を与える。相手の病気の原因が特定できないと解決は難しく、相手の表情や顔色を伺ったり、怪我の具合をみたり、ヒアリングをしたり、検査をしたり、といった多岐方法をとる必要がある。

(2)Example
⇒例えばうつ病の患者を診察するとしよう。自宅に引きこもりっきりで、社会復帰が困難だ。この患者の心の病を取り除くにはどうしたらいいか?それはこの患者が引きこもるようになった経緯であるとか、働かない原因、心のよりどころを知り、患者を無理に追いつめるのではなく、心を前向きにしていくことが大事。福祉のうちで最も大きな処方は“生命の救済”だろう。

 
2 治安(Security Ethic)〜法律、警備〜



★解説

(1)法律
⇒倫理戒のうち、犯罪抑止や災害抑止、秩序維持に趣旨をおいたもの。職業でいえば弁護士や警察官、消防士、自衛隊、警備員などにあたる。国民の安全と正義の象徴であり、社会になくてはならない存在だ。社会が生まれると秩序を維持していくために法律・ルールというものが必要になる。

(2)犯罪
⇒しかし法は人工的に作られたものであるため、自我や欲望の強い者は大人しくそれに従えない。そこで生まれるのが犯罪である。それは窃盗罪であったり、暴力行為であったり、恐喝、脅し、詐欺、わいせつ罪、重いものでは強姦や殺人まで多岐にわたる。殺人や戦争というものはなぜ起こるかというと、領土や資源の奪い合いであったり、意見や思想も食い違いによる対立、異性間の男女関係のトラブルなどがあげられる。各々に共通している点は個人個人が自我を主張しすぎていること、欲望を肥大化させていることが大きいだろう。

(3)断罪
⇒この犯罪であったり、事件、事故を取り締まるのが治安職の目的であるが、正義を貫くには鉄のような一貫した心と強い精神力が求められる。法律で決まっていることは“正しい”ことであり、犯罪者は悪であるという断罪意識をもつ。

 
3 政治(Political Ethic)〜行事、祭典〜



★解説

(1)総合
⇒社会や組織のため、政策を施す。主に政治家や経営者、社長、校長、店長といった
グループリーダーが務める仕事。経営の為、あらゆる手段を尽くす。飲み会や親睦会、スポーツ大会、社内旅行など定期的にイベントを取り入れ、組織内のチームワークを高めるための施策を施す。

(2)店舗経営
⇒店舗経営でいえば期間限定商品を取り入れたり、メンバーズカードを作って少しでもお得なようにし、来店の機会を増やす。キャバクラでいえばその日限定でコスプレイベントや、水着イベントを開催し、客を一人でも多くおびき寄せることがよく行われている。

(3)芸能・アート系
⇒芸能・芸術面でいえば音楽活動を行うグループの場合、ただ曲を作って発表しているだけではいくら曲の完成度が高くても知名度が低いので売れない、なんて事は当たり前。その為世のミュージシャンたちはライブやコンサートを開いて場を活気づけ、徐々に知名度を上げていくと同時に、大がかりなイベントも開催できるようになる。絵画の創作活動でも同じである。個展を開いたり、コンクールに応募するなど人の目に触れる機会を増やし、人気をえることが重要。

 
4 教育(Educational Ethic)〜宗教。育成〜



★解説

(1)教育
⇒職場や学校、クラブ、部活、塾などで教育職の者達が新人や部下、生徒、弟子達に教育を施す。具体的には教師や講師、インストラクター、トレーナー、師匠、教祖などと呼ばれる者達である。この役職に就くためには自身がその道や学問、流派に長けていることが前提とされる。ただ長く続けているだけではこの役職には就けない。教育者としての資質が必要となり、教え子たちのスキルを上げていくことができなければ教育者失格となる。そのために必要なことは何か?それは自分のやり方をむやみに押し付けるのではなく、弟子のやる気を自然に引き出すことが肝要。相手のモチベーションをいかに上げられるか。なぜなら実際に努力するのは弟子本人であり、講師にできるのは手伝いだけだからである。

(2)指導
⇒弟子に足りないものを知識であったり訓練を施すことによって補い、いいところは褒めたり、勲章を与えることでさらに伸ばす。弟子は将来的にどうなりたいのか、どういう方向を目指すのかを把握し、それに沿った指導を心がける。軌道に乗っていればそのまま放置し、軌道にそれようとするならば軌道修正すればよい。自分が与えるものがない、と感じればその弟子は自分から卒業、となる。







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